姉さん事件です
そんな風に考えると、思わず笑みがこぼれます。
"それでは、やってみましょう。行こうか?"
"Yeah...Yeah."
私は何も考えずに答えた。
5人のパーティーは都へと向かった。
確かに、首都まで送ってもらうべきだったという思いはあるが、それにもかかわらず、まだ行くとは思わなかった。
それは、自分には行く手段がないからだ。
道を作る力があっても、どうやって作ればいいのかわからなかった。
今思えば、首都に行くにもダンジョンに行くにも道がなかった。
行き止まりのような感じで、完全に混乱しています。
"おーい、ダンジョンの入り口はちょっと離れたところにあるんだろ?"(連司)
"そうなんだけど、その入り口はちょっと登りにくいんだよね。"
"確か、入り口はダンジョンの入り口と同じですよね?じゃあ、そこに向かって進んでみようか」。
"そうですね。"
"じゃあ、僕が先頭に立つよ"
"はい。"
蓮司は、森の中をダンジョンに向かって案内してくれた。
この時点では、森の中はとても濃くなっていた